4Life健美人 日記
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[No.21] 旅は苦行 ―北海道へ― 投稿者:   投稿日:2004/09/03(Fri) 13:55
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お盆休みに北海道へ行ってきました。
2年越しに実現した旅でした。

フェリーで舞鶴⇔小樽を利用しましたが、船旅はゆったりして実にいいものです。
潮風を受け、読みたい本を読み、夕陽の沈むのを眼が焼けるほど見たり、のんびり食事を楽しんだりと、ずいぶん贅沢に時を過ごせました。

小樽から、海辺を北上して、宗谷岬からオホーツク側へ。
のどかなクッチャロ湖から内陸に入り、旭川方面へ南下しながら大雪山系をぬけ阿寒湖へ。
途中、2ヶ月前から【トランスファーファクター】をお届けしている方の町を偶然通りながら、お電話の声を思い出していました・・・早く良くなってください。

道の両側に延々と連なる柱状節理を楽しみにしていた層雲峡は、崩落事故の後、一部を残してトンネルができ、様変わりです。
夫も私も若い日に訪れていたので、あまりにもかけ離れたイメージに気落ちしましたが、自然の摂理にはどうしようもありません。

阿寒は「アイヌコタン」が整備され、夜は篝火が焚かれて、雰囲気溢れる観光スポットになっていました。
「見せ掛けは立派だけど、みんなホテルで買い物して、バーもカラオケもあるので、出てこないでしょ。だから、飲み屋も土産物屋も開店休業だよ・・・」とは、「薄いけどね・・」と、アイヌの血を引く土産物店の男性の言葉です。
湖畔には高層建築のホテルが建ち並んでいました。

阿寒を後に一路襟裳岬へ。
岬の突端へ行くと、若い女性達が望遠鏡を設置して、ノートをとりながら海を見ています。
訊くと、帯広畜産大のサークルで、アザラシの観察をして5日目だといいます。
好意に甘えて覗かせてもらうと、確かに「ナメクジみたいな」(=学生の説明)アザラシが、岩場で群れているのが見えました。
大雪山系の先端に位置する海辺の岩場に、年々数を減らす貴重な動物の
生態を見守る若い女性達は、真っ黒に日焼けした笑顔がとても素敵でした。

学生にお礼を言って、観光コースを離れて海辺の道を歩くと、女性が庭先から声をかけます。
「どこから来たの?もし昆布がいるなら安くしますよ・・・」と。
庭先に、昆布を広げて干しているのが見えます。
日高地方の海岸はどこでも昆布を干していました。

静内あたりの道路沿いには牧場が続き、美しい馬の親子が伸びやかに触れ合っていました。
街灯にも馬の飾りが付いていて、さすがにサラブレッドの街です。
室蘭を過ぎると右手に有珠山、湾を挟んで左前方に駒ケ岳を見ながら一路函館へ。
台風接近と夏の甲子園での駒大苫小牧高校の善戦のニュースを聞きながら19日の夕暮れ、雨降る函館につきました。

函館で事業をする甥っ子が、準備してくれた海辺の宿からは、ライトアップされた荒れ狂う海がすぐ前に見えました。
海辺のホテルの向うに続く小さな家の人たちは、どんなにか不安だろうと、気が気でなく眠れませんでした。
明け方の満潮時に、露天風呂から見た海の迫力には、言葉もでません。
そして、台風一過。
漁火を見ながら夕食の後、甥っ子の案内で、函館山へ。
始めて見た夜景の息を呑む美しさと寒気に、身震いしました。

海岸線を走り切ると言う夫の決意で、翌朝函館を出発。
松前、江差、寿都を通り、積丹岬を回って小樽へ着いたのは日も暮れてからでした。

小樽は、私の母が生まれた街です。
そして、アフリカのジンバブエで生活している友人のお母さんが営むお店が花園にはあります。
又、先月【TF】製品をお届けした整骨院の先生もお住まいで、なにか縁を想う愛着のある街です。
地元のタクシー運転手さんに花園を聞くと、「ああ、山の方ですね」との声に、心を残してフェリーに乗りました。

北海道は、昼間も17〜22℃前後という涼しさでした。
広い大地と連なる山や川。
静かな海も荒れ狂う海も見ました。
車の運転は夫に任せて、私は横に座るだけでしたが、「旅は苦行」という言葉がよぎる2400キロ走破の旅でした。

 旦那様、お疲れ様でした。
 【トランスファーファクター】のお届けが遅れた皆様、すみませんでした。


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