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[No.368] 明け方の火事 投稿者:岡田 麗和  投稿日:2007/02/16(Fri) 11:43
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「火事やでー!」という声で目が覚めました。
外は暗く、時計を見ると5時20分です。
慌てて2階から外を見ると、すぐ北側が明るくて、火の粉が夜空に舞っています。
放水が風に煽られて屋根に当たり、パラパラという音が聞こえます。
時折ポーンポーンと、竹筒が割れるような音も聞こえてきます。
新建材から出ているのでしょうか、喉と目にかすかな刺激があります。

夫は、すぐに飛び起きて外へ出て行きました。
私も身繕いして、もう一度窓から様子を見て、外に出ました。
火事現場は、すぐ一筋裏かと思ったら、2筋向こうでした。

入り組んだまさに路地としかいいようのない細い道には、当然消防車は入ることも出来ず、
あちこちからホースをひいての消火作業は、消防隊の人たちの体力と経験が求められる大変な仕事です。
傍で見ていて、息を呑みました。

燃え盛る炎に飲まれていく我家を、呆然と見上げる被災者の背中を見ていると、気の毒でなりませんでした。
火事の前日に引越しをしてきて、被害にあわれた方もいるそうです。
古い木造の平屋が多く残された、細い路地の入りくんだエアーポケットのようなところで死者が出なかったのは、
朝早くから仕事をする人たちが、多く住む地域性もあったのでしょう。
1時間ほどで、1,200平方メートルが、すっぽり焼け落ちてしまいました。
被災者の皆様に、心からお見舞い申し上げます。

再開発の提案があって20年以上ですが、地元の人たちの反対で今日まで来ました。
この地域の弱さを見せつけられて、長く親しんだ便利で住みやすい地域(性)を、守る事の難しさを改めて実感しています。
近所では会う人毎に、「火事を出さないように、みんなで気をつけないとね・・・!」と、言い合っています。


[No.372] 町会の報告より Re: 明け方の火事 投稿者:岡田 麗和  投稿日:2007/02/25(Sun) 12:17
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火災の報告が、町会の回覧板で回ってきました。

 「2月8日払暁(5時前)**町会第**班内から火災が発生・・・・
  消失面積700坪、全焼家屋10軒、半焼5軒という大火災になりました。・・・」

新聞(日本経済新聞)報道では、消失面積が1,200平米となっていたが、それよりも広く、かなりの被害であった。

回覧板の追記には、大火災であったにも関わらず、軽症1人のほか死者もなく、不幸中の幸いだと安堵しながらも、
罹災された方の内3人が、地域の会館で生活されているという、厳しい現実に触れておられました。