骨粗鬆症:骨量の減少

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骨粗鬆症の基礎知識
 2008年12月12日

骨粗鬆症とは

骨は細胞成分(骨芽細胞、破骨細胞など骨細胞)、骨ミネラル(主にカルシウムとりんからなる結晶)、ミネラルが沈着する基質(コラーゲンなどのたんぱく質)の三つの成分から成り立っています。

この成分に変化がないまま、骨の新陳代謝のバランスが崩れ、骨吸収が骨形成を上回り、骨量が病的に減少した状態を骨粗鬆症といいます。

骨粗鬆症の「しょう」は「鬆」と書きますが、これは「す」とも読みます。また「粗」は「あらい」という意味ですから、「骨粗鬆」はつまり、私たちの骨が「す」の入った大根のようにスカスカになってしまった状態を指しているわけです。


骨粗鬆症の問題点、骨折

私たちの骨量は20台から30代にかけてピークとなりますが、年齢と共に減少し、80歳くらいになると若年時代に比べて男性で約30%、女性は約40%も骨量が減少するといわれています。骨量の減少自体は生理的なものですが20〜30%も骨量が減少し、骨の微細なネットワークが弱くなって、その結果として骨折しやすくなった状態が骨粗鬆症と呼ばれます。

骨量の現象は他の病気が原因となることもありますが、多くは主に骨の中のカルシウムが不足することによって引き起こされます。初期には自覚症状がなく、それ自体はあまり重篤な病気ではありませんが、骨折を起こすことにより、寝たきり状態となってしまうことが問題になっています。


骨粗鬆症を引き起こす、骨量が減る理由

骨量の減少にはいくつかのポイントがあります。女性の一生と骨量の推移を理解すれば、なぜこの時期に骨量が減少するかが分かります。

女性の骨はホルモンの影響を大きく受けています。女性の骨量は、骨格の完成する思春期まで急激に増加した後にもゆっくりではありますが20台半ばまで増え、30代後半まで維持し、閉経によってエストロゲン(女性ホルモン)の分泌が急に低下してしまうと、骨からカルシウムが溶け出す作用をコントロールしきれず、骨量が急に低下し始めます。

閉経後の5〜10年間は著しく減少する時期です。これは女性であれば誰にでも起こることでやむを得ないともいえますが、食事(カルシウム、マグネシウム、ビタミンDなどの健康食品も有効)や運動である程度はその減少を抑えられます。

その後も加齢と共に骨量は減少しますが、その程度は緩やかになります。この時期も食生活や運動に気を配ることが大切です。

以上のように、一度増えた骨量は加齢と共に減少する一方です。そのため、成人して最大骨量を迎えた後の生活で共通して言えることは、普段から、しっかりカルシウムを摂取することを心がけ、適度な運動を行うことです。


骨粗鬆症の危険因子

骨粗鬆症の危険因子には、自分でコントロールできるものと、できないものとがあります。

女性で閉経後であることは最大の要因となりますが、人種、家族歴等の遺伝的因子、卵巣の病気などを含め、自分でコントロールできない、いわばやむを得ないものがある一方で、それに対し、生活習慣などは自分でコントロールできる解決可能な因子です。

生活習慣や環境から来る危険因子
栄養不足 特に、カルシウムやビタミンD不足は骨量を低下させる。
塩分過多 カルシウムをしっかり取ったつもりでも、塩分を多く取りすぎるとカルシウムは捨てられる。
運動不足 骨量、筋力低下で骨折しやすくなる。
多量飲酒 間接的作用として栄養不足を招いたり、肝臓におけるビタミンDの代謝障害を起こし、骨量減少を招く。
喫煙 女性ホルモン低下、カルシウム排泄増加を招き、骨量に影響を及ぼす。
日照不足 ビタミンDの不足を招く。
痩せ過ぎ 栄養不足と関係し、筋肉量が少ないので骨折しやすい。

骨粗鬆症予防のためには、食事や運動など生活習慣に気を配って、これらの因子を避けることが重要です。



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