新型インフルエンザのパンデミックの恐怖

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タミフルが効かない今年のインフルエンザ
2009年01月28日

インフルエンザ治療薬として広く使われている、タミフルの効かないウィルスが、今年の冬は蔓延しています。医療現場の混乱だけではなく、これから出現が心配される新型インフルエンザへの対策に影響する可能性もあり、多くの関連分野の専門家の間で、かつてないほど警戒が高まっている模様です。

各種メディアの報道によれば、1月16日までの集計で、昨冬2.6%のみが耐性(ワクチンが効かない)だった「Aソ連型(H1N1型)」ウイルスが、今冬は98%もタミフルに耐性を示していると言います。

Aソ連型は、今冬の流行インフルエンザウィルスの約3分の1を占めています。この耐性ウィルスは昨冬にノルウェーで最初に見つかり、すでに世界各地に広がったものです。通常の400倍の量を投与しないと効果が期待できないほど、タミフルへの薬剤耐性が強く、これはこのウィルスが遺伝子を変異させたためと考えられています。

実は、タミフルに耐性を持ったウィルスは、以前から医療現場では日常的に検出されてきました。ただ、今までは、タミフルへの耐性を獲得しても感染力が弱く、感染が広がることはありませんでした。
ところが今冬はタミフルへの耐性だけではなく、強い感染力も獲得した模様です。ほかの遺伝子も変異したためと考えられます。

こうした変異は、早晩、鳥インフルエンザウィルスが人に感染しやすくなって起こる、新型インフルエンザの発生にも影響を与えるかもしれません。最も警戒される「H5N1型」ウィルスの場合、人よりも鳥の体温(セ氏約42度)で増殖しやすいなどの理由から、まだ人への感染力はそれほど強くありません。ただ、ウィルスの変異が続けば、いつ感染力を持ってもおかしくありません。

日本政府は、新型インフルエンザに備え2800万人分のタミフルを備蓄しています。しかし、流行中の耐性ウィルスが、鳥のインフルエンザウィルスと混ざり合って、新型インフルエンザに変異した場合はどうなるのでしょうか。それこそそこは未知の世界で、予断を許しません。最初からタミフルの効かない新型ウィルスとして出現する可能性は、口にしたくありませんが、大ということでしょう。

ですから、日常から、免疫力の強化・調整が必要となります。

新型インフルエンザ(20世紀は3回発生)とは
人に感染するインフルエンザウィルスは、A、B、C型の3種類があります。
このうち、鳥が体内に保有していたA型ウィルスが、遺伝子変異して人に感染しやすくなり、大流行するのが新型インフルエンザです。
20世紀は、スペイン風邪(1918年)、アジア風邪(1957年)、香港風邪(1968年)と、3回発生しました。

現在、人の間で流行するA型ウィルスは、「A香港型(香港風邪の子孫)」と「Aソ連型(スペイン風邪の子孫)」の2種類です。

鳥インフルエンザのウィルスは、ヘマグルチニン(16種類)とノイラミニダーゼ(9種類)の組み合わせで、自然界に144種類存在します。
病原性の非常に強いH5N1型のほか、H9N2型やH7亜型、H6亜型などの複数のウィルスが、新型インフルエンザへの変異が特に警戒されるものです。

新型インフルエンザのパンデミック前夜
2008年04月16日

今日の日本経済新聞の朝刊を見ると、韓国で病原性の強い鳥インフルエンザ(H5N1型)の被害が、20箇所で確認、韓国全土に広がっていると報道されています。
ついこの間までは、インドネシアやベトナムなどでも広がっていました。
感染経路は不明ですが、渡り鳥の飛来時期ではないことから、ベトナムや中国など鳥インフルエンザ感染国との人の往来が一因と見られています。

おりしも、日本では、今日16日、厚生労働省による専門家会議を開き、発生が懸念されている新型インフルエンザ対策、感染拡大を防止する切り札とされるワクチンの活用策について本格検討に入る模様です。

カモなどの野鳥を宿主とする鳥インフルエンザウィルスは、ニワトリや豚などに感染を繰り返しながら変異し、あるときを境目に人へも感染します。この鳥インフルエンザウィルスが、人から人へと感染しやすくなったとき、新型インフルエンザウィルスへと変化します。

新型インフルエンザに変異する危険性が最も高いとされるウィルスのひとつがH5N1型です。このウィルスは、1997年香港で18人が感染、6人が死亡、その死亡率の高さから世界中に大きな衝撃を与えました。その後世界保健機構(WHO)の集計によると、2008年1月21日現在、世界で358人が発症、219人が死亡したとされますが、発展途上国など症例の把握漏れの統計などを考量したとき、慄然とする思いです。

現在のH5N1型はまれに人間に感染することはありますが、まだ鳥インフルエンザウィルスの段階で、人から人へと広がる新型インフルエンザウィルスには変異していないと見ています。しかし世界の多くの学者や専門家は、H5N1型鳥インフルエンザウィルスが、いつ新型インフルエンザウィルスへと変異してもおかしくなく、「パンデミック(世界的大流行)」のカウントダウンがすでに始まっていると警鐘を鳴らしています。

人類がこのような脅威にさらされるのは初めてではありません。20世紀だけでも3回経験しています。中でも、1918年から流行し、世界で4千万人を超える死者を出したスペイン風邪は有名です。ほかに1957年にアジア風邪、1968年には香港風邪が大流行しました。実は、これらはいずれも鳥インフルエンザウィルスが変異してもたらされた「新型ウィルス」でした。

H5N1型は、過去の「新型」と比べても極めて毒性が強く、ひとたび人から人への感染が発生すれば、未曾有の世界的な被害を引き起こす可能性が高いものです。
このウィルスの特徴は、感染力が極めて高くあっという間に世界中に広まる要素を持ち、発症すると免疫の異常反応を引き起こし、全身の臓器の機能不全を招き死に至らしめるというものです。

そこで今回、厚生労働省による本格検討で考えられているのが、@医療従事者や検疫官などへのワクチンの事前接種、A備蓄量の拡大、B新型インフルエンザ発生後のワクチン製造体制の整備の3本柱です。

H5N1型に対する「プレパンデミック(世界的大流行前)ワクチン」は、日本ではすでに、中国やインドネシア、ベトナムで採取したウィルスをもとに2千万人分を備蓄済みです。医療従事者や検疫官などへのワクチンの事前接種を踏まえ、安全性などに問題がなければ、来年度以降は事前接種を1千万人に増やし、備蓄量も3千万人分に増やすことを検討するそうです。

しかし、鳥インフルエンザウィルスH5N1型に対応して作られた、プレパンデミック・ワクチンが、変異した新型インフルエンザウィルスに確実に効くとは今の段階では、誰も証明・断言できないのが実情です。
実際に発生した新型インフルエンザのウィルスをもとに作る、パンデミック・ワクチンならより高い効果が期待できることから、日本政府は、発生時にはこちらのワクチンを国民全員に接種する考えだといいます。
もっとも、パンデミック・ワクチンの製造は、はやくても、新型ウィルスの発生から1年半後になる見通しだといいます。

いかなる場合でも、備えあれば憂いなしです。
健康において、常に、免疫のバランスを保つことは、備えの基礎の基礎となることでしょう。

免疫少ないAソ連型の、インフルエンザ大流行の兆し
2007年12月07日

Aソ連型インフルエンザが流行り始め、猛威をふるう勢いです。早々と学校閉鎖に入った学校まで出始めました。Aソ連型インフルエンザは、これまでは、ロシアからの漁船が寄港する北海道の港町などで流行すると考えられてきました。

ところが、昭和62年以降の20年間では最も早い時期での流行入りで、北海道、関東、近畿や山陽地方で本格的な流行シーズンに入ったことが、国立感染症研究所の調査で4日、判りました。

インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型があります。そしてそのどちらかに一度罹ると、一定期間は強い免疫を維持できます。

日本のインフルエンザの流行は普通1月のA型、2月のB型が主流でした。これまでA型にはA香港型が多く、Aソ連型の流行はこれまであまりありませんでした。一昨冬はA香港型、昨冬はA香港型とB型が流行しております。
ですからこれまでにインフルエンザに罹ったことがあっても、それはA香港型やB型だった可能性が高く、今回のAソ連型インフルエンザには免疫を持っていない人々が多くいる現状から、大変憂慮されます。小児、学童だけではなく、成人の間でも大流行する可能性が高まっています。

ですが、病院などでのAソ連型のインフルエンザに対応する選択肢は限られている模様です。
服用後の異常行動が問題化した治療薬「タミフル」の処方が原則禁止状態であることから、早期のワクチン接種やマスクの着用による感染予防が必要とのことです。
しかしワクチンの接種から効果が出るまでは、2〜3週間の期間がかかるため、厚生労働省は「1日でも早くワクチンを接種してほしい」と呼びかけています。

また、厚生労働省は、感染予防のために「うがい、手洗い」に加え、「咳(せき)エチケット」なるものを提唱しました。「@くしゃみをする際は、ティッシュで口と鼻を押さえる。A他の人から顔を背け、1メートル以上離れる」などの公衆エチケットを啓発しています。

なんと心もとない、対応策の啓発でしょう。「やらないよりはやった方がましかもしれない」程度の解決策です。本当に・・・・

そもそも、なぜインフルエンザに感染する人と感染しない人、感染しても発症する人と発症しない人がいるのでしょう?
Aソ連型インフルエンザが猛威をふるい大流行しても、感染しない人もいれば、感染しても軽かったりもしくは発症しない人がいるのは何故でしょう?

この記事をご覧になったおられる皆様は、もうご存じだと思いますが、それは「ご自身が本来持っておられる自然治癒力、即ち、免疫力の差」によるものです。日頃から免疫力の高い人は、インフルエンザや風邪にめっぽう強いことは言うまでもありません。

したがって、インフルエンザや風邪予防には、日頃からの免疫力のアップを心がけてください。インフルエンザに罹ってしまった方は、今すぐ、免疫力を高めるとよいでしょう。


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