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我々のお腹には、100種類もの細菌(その数100兆個)が棲んでいます。 そのうち善玉菌である乳酸菌は、40種類程度といわれています。その善玉乳酸菌の一つがビフィズス菌です。 1899年、フランスパスツール研究所のティシエは、母乳栄養児の糞便中にYやVの字のように枝分かれしている細菌がたくさんいることを発見しました。彼はこの菌をラテン語で「枝分かれ」を意味するビフィッド(bifid)から、ビフィズス菌と名づけました。
ビフィズス菌というのはビフィドバクテリウム属に属する一群の菌の総称で、現在は25菌種に分類されていますが、このうちヒトの腸内に住みついているのは5菌種(表参照)です。 1899年、フランス・パスツール研究所のティシエは、健康な母乳栄養児の腸内で最優勢を誇っている未知の菌を発見し「これが母乳栄養児の健康を守っている腸内菌ではないか」と胸をときめかしました。当時も今もそうですが、母乳栄養児は健康に育つのに対し、人工栄養児は下痢などにかかりやすく、死亡率も高いという差があり、小児科医を開業していたティシエはその謎を解く鍵は腸内菌にあると考え、パスツール研究所の研究員となって母乳栄養児と人工栄養児の腸内菌の研究を続けました。
人の腸内に住み着いているビフィズス菌は5種類です。幼児にはインファンティス菌、ブレベ菌の2種類に限られ、他の3種は幼児から成人に多く住み着いています。
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